2012.01.31

股割りと股裂き

話は少し戻って股割りに。
以前書いた「股割りとストレッチは違う」というのはちょっとわかりにくいですね。

その意味するところは、股割りは単に筋肉を伸ばすことが目的なのではなくて、
「股関節を回すことが目的」だということだと思います。
前に挙げたいくつかのポイントも、股関節を使えるようになるために必要なようです。

股裂きストレッチ
ストレッチでの股割りは、このページで紹介されているように、
足の指先も身体と一緒に前に倒れてしまう形です。

この方法は中村さんは「股裂き」と表現していて、
身体と足先が一緒に動くために股関節から身体を動かすことが
できていないと説明しています。

足先を立てた状態で身体を倒すことで、
脚の部分は角度を変えずに、上体の角度を変えることになり、
股関節から身体を曲げることができるようですね。

開脚前屈
以前僕が載せたこちらの写真も、足先は立っていました。
確か常歩の股割りの説明を参考にしていたので、
足先を立てるようにしていたんだと思います。

でもまだ身体が後ろに残ったまま、無理やり曲げている感じがしますね。

もう少し上体を前に乗り出すような姿勢ができれば、
もっと深い部分からしっかり曲げられそうです。

最近またちょっとずつ股割りに挑戦中ですが、
以前よりもコツがつかめてきた気がします。( ´艸`)ウシシ

それもまた書いていきます。
ではでは。

2012.01.29

あのころの得意技

そうそう、高校のDVDを見て思い出したのが、当時の得意技です。

ちょっとめずらしい技なのですが、これが意外に決まるんです。
もう大人になって、使いそうにないので言ってしまいましょう~。


それは・・・

"引き出小手"

です。


えっ?って感じですよね。
剣道の技としてはあまり一般的ではないですね。(^-^;)

出小手は相手が面を打ってくる、その出ばなに小手を打ちますが、
この技は相手が引き面を打つ、その出ばな(引きばな?)に引き小手を打ちます。


引き小手1
つば競り合いから~

引き小手2
相手が引き面を打つ瞬間に・・・

引き小手3
引き小手!

ちょっと画像がわかりにくいですが、これでしっかり一本になっています。

ポイントは竹刀をまっすぐに立ててつば競り合いをして、
相手が来ると思った瞬間に、竹刀を真下にすばやく下ろすことです。

コツをつかむと思ったより簡単にできると思います。
決まるとしっかり一本になるので、気持ちもいいですよ!

高校生ぐらいの方は是非お試しあれ~(・з・)ノ

Posted at 23:03 | 雑記 | COM(2) | TB(0) |
2012.01.27

あのころの試合

高校剣道9
高校の試合DVDの感想を!
(あ、このキャプチャの日付は間違ってます。
 奥側が僕で、面垂れが破れていてテーピング貼ってますね・・・)

高校剣道11
もう一枚。

自分自身は・・・
うーん、基本的な部分はやっぱり変わっていないですね。(・∀・)ハハハ

でも攻め入り方、面の打ち方、残心の取り方など
今よりも力みがあってクセが強い剣道な気がしました。
そういう意味では、今は昔よりも素直な剣道ができているのかもしれません。


高校剣道7

高校剣道6
いい写真も載せておきます。笑

まずやっぱり高校生なので、バンバン技をしかけていますね。
お互いに技を出しているので、一本も多いし、
毎日稽古して、少ない試合にかけるという、ほんとにガチの勝負ですね。

気がついたのは、引き技が多いことかな?
いま大人の試合ではあまり引き技は打たないんですが、
この頃は全日本選手権でも引き技の上手な選手が多くて、
みんな引き技を一生懸命工夫していたのを思い出しました。

剣道としては、僕を含めてメンバーもみんな荒削りな感じです。
構えなどのきれいさはあまりなくても、一本を取れているところの
応じ技などは打突の機会は捉えられいてたんだなぁと思います。

ただ、一礼して三歩進んで蹲踞したりなどの
礼法はすごく雑な感じでびっくりです。
そ、そんなはずは・・・!?(^-^;)

あと攻めはまだまだ甘いかな。
攻めよりもスピード重視な感じは高校生っぽい感じがします。
いまならこの頃の自分もしっかり崩せるんじゃないかと思います。

高校剣道10
稽古の様子も少し映っていました。
人数多いなぁ~。

今は高校でも公立高校だと団体戦を組めないことも多いそうなので、
本当に仲間に恵まれていたと思います。

トータルでのチームワークがすごく良かったので、
私立強豪校にこそなかなか勝てませんでしたが、
公立高校の試合では何度も優勝した思い出があります。

この頃の楽しい思い出があるからこそ、
今でも剣道を楽しんだ続けられているのは間違いありません。


見終えて感じたのは、今のレベルに関係なく
一生懸命稽古することが大事なんだということ、
それが次につながってくるということですね。

今の自分から見たら、当時は足りない点もあったと感じますが、
あのころ一生懸命稽古していなければ今の自分はありませんでした。

それに、未熟だった僕たちに本当に真剣に指導してくれた
先生のありがたさを改めて感じました。
今自分が小学生に教えているからこそ、その大変さがわかります。

先生に感謝!
この恩は次の子供たちにつなげていかないといけないですね。(*^-^)b

Posted at 23:49 | 雑記 | COM(2) | TB(0) |
2012.01.25

ビデオテープ復活!

ビデオダビング1
最近すっかり地デジ&デジタル録画になりまして・・・
昔のビデオテープが使えなくなっちゃいましたね。

このお正月に、実家にとっておいた高校生の頃の
試合ビデオを持って帰ってきました。

このころはVHS-Cだったんですよね。懐かしい~。
テープの値段がそこそこするうえに、録画時間も短くて大変だった思い出があります。


で、こういう古いテープをDVDにダビングしてくれるサービスがあるんですが、
ネットで探すとテープ1本2,000円~3,000円ぐらいします。

さすがに1本2,000円は高い・・・。( ;´Д`)

でも今回安いお店を探しあてました。
なんと1本600円です!(・ω・)ゝ

激安ですね~。

ビデオダビング2
預かってくれる店舗が近かったので、さっそく持っていって、
お願いして1週間ぐらいで手元に届きました。
テープは7本あったので、けっこういい値段になっちゃいました。(;^_^A

でもその甲斐あって、テープの内容はかなりおもしろかったです。
発見!というか驚き?

その辺りまた今度書きます!

Posted at 23:55 | 雑記 | COM(2) | TB(0) |
2012.01.23

肋骨とはヒビが入るもの

だそうです。(;^_^A

稽古会の機会に、上段の使い手君に聞いてきましたが、
やっぱり肋骨はよくヒビが入るものなんだそうです。

彼が高校~大学で剣道部だったころは、
年に2、3回はヒビが入っていたとのこと。

「突かれちゃうとヒビ入っちゃうので、全部避けてください(笑)」
とのことでした。

うーむ、剣道の世界は厳しいですね・・・。

Posted at 23:00 | 怪我・症状 | COM(6) | TB(0) |
2012.01.19

股割りの秘訣!

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中村 考宏

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身体の仕組みに興味がつきないこのごろ。
今回は"股割り"です!

著者の中村さんは、運動全般を効率的に行うには
「骨盤を立てること」が最も大切だと説かれていて、
その中で日本古来の股割りに着目されています。

「MATAWARI JAPAN」として股割りの普及活動もされていて、
ホームページもいろいろ掲載されていて要チェックですよ。


中村さんの言う股割りの興味深いところは、
「股割りはストレッチではない」として
ストレッチそのものの有効性を否定されていることです。

僕自身ストレッチをしすぎて炎症を起こしたり、
そのために試合に出られなかった経験も何度かあり、
世間一般ではストレッチは万能だという雰囲気がありますが、
それはどこかおかしいんじゃないかな~と感じていました。

実際そんな記事もこちらにありますね。
そういうわけで、ストレッチを否定する中村さんにグッと興味を持ったわけです。

ストレッチを否定する理由として、
筋肉が力を発揮するのは、筋肉が収縮しているときであり、
"新鮮な生ゴム"のような状態が理想だそうで、
ストレッチしすぎた筋肉は"たるみ切ったボール"だと表現されています。

伸ばしすぎると力が出ないし、伸ばしきったことで力が加わった瞬間に
弾力がなくて捻挫や炎症などの怪我をしやすくなるそうです。


さて、中村さんの説く股割りとは、
「いかに筋を伸ばさずに、股関節の可動域を拡げるか」
を重視していて、書かれているポイントを挙げてみます。

・脚を外転、外旋させて、股関節から屈曲する
・足先を前に倒さず、垂直に立てる
・足の指を握りこむ
・腹圧をかけることが大切
・前方に重心を移動していく(身体の前に椅子を置くと便利)
・「硬さを残して余分をゆるめる」感覚
・筋トレに近い運動感覚


Youtubeの動画でイメージを。

きちんと股割りができると、開いた脚を自然に閉じて、
前方に移動する「ロールオーバー」もできるようになるそうです。
動画の一番最後に映っているのがそれですね。


日本伝統の股割り、奥が深いですね~。
腹圧、外旋などは常歩と共通する部分も多いですし、とても興味深いです。

自分でもポイントを意識して股割りをやってみたところ、
いままでよりも格段にやりやすくなりました!

これまではお風呂上りなどの身体が温まって柔らかい時に、
充分身体を伸ばしてからでないと股割りできなかったのですが、
そんな準備なしにしっかり身体が床に着くようになりました。

とはいえ、まだまだ"ストレッチ"の股割りになっている気がします。
股関節をきちんと回す股割りに迫りたいと思います!

2012.01.18

Re:肋骨

うーむ、肋骨が痛いです・・・。

年末の肋骨ヒビ(左胸上部)はもうすっかり治ったので、
気を良くして土曜日に連盟の合同稽古に参加してきました。

最初は一刀で、途中少し二刀で稽古できたのですが、
その時にまた胸を突かれてヒビが入ってしまったようです。

今度は前回と逆。右胸の上の部分です。

これはもう完全に自分の責任ですね・・・。
もっとしっかり対策を練らなくては、相手にも申し訳ないです。

カルシウムの効果はあったのかなぁ。( ;´Д`)


具体的には何か衝撃を吸収する素材を
胴の胸板の裏に挟むのが良さそうな気がします。

他の上段や二刀をされている方はどうなんでしょうか?


あと、この日は少年部の強化稽古で、中学生・高校生が大勢参加していました。
僕自身は稽古のお相手はできなかったのですが、
みんな学校の部活でも稽古しているはずなのに、
そのひたむきさは立派だなぁと感心させられました。

僕もしっかり稽古しなくては!
(その前にまた肋骨を治さなくては・・・)

Posted at 23:01 | 怪我・症状 | COM(2) | TB(0) |
2012.01.17

炎の体育会TV 剣道リベンジマッチ

昨日テレビで剣道が取り上げられていたので、思わず録画しました!
(あとで検索したら、こちらに動画がありました。)

番組は「炎の体育会TV」です。
お笑い芸人3人と美人剣士が対戦するという内容で、
前回が好評だったために、リベンジマッチが用意されたそうです。

お笑い芸人は、山崎邦正さん、はんにゃ金田さん、渡辺正行さんで、
対する女性剣士は大塚家具の菅原小織選手でした。


試合は4分間、引き分けの場合は3分の延長、1本勝負、
場外反則は取らない、という番組変則ルールだったようです。

試合結果は、菅原選手が見事3人を撃破されました!
結果ももちろんですが、構えの美しさがすばらしいと思いました。

1本勝負のうえに、芸人選手は少し変則的な剣道の方が多かったので、
かなり試合は難しかったのではないかと思います。
エンターテイメントとして取り上げらるプレッシャーも相当だったでしょう。


それにしても驚いたのは・・・

主審の先生!Σ(゚Д゚)

なんと日頃から剣道連盟でお世話になっている先生です。
まさかこんな番組に出られているとは。

「えええっっっ!?」
と思わずテレビ画面につっこんでしまいました。


ともあれ、こうして剣道がテレビに取り上げられるのは嬉しいことですね。
少しでも興味を持ってくれる方が増えるといいと思います。

最近道場で小学生を増やす方法を考えているのですが、
たぶん多くのお父さんお母さんにとって、習い事として
"剣道という選択肢"がほとんどないのが現状ではないでしょうか?

まずは"剣道"もあるんだ、考えてもいいかな?
と思ってもらうことが大事かな~と思っています。
そのためにはこういう番組がきっかけになってくれると嬉しいです。

地域の一道場としては、ポスターをたくさん貼って、まず存在をアピールして・・・

番組で興味を持たれた方は是非うちの道場へ!笑

Posted at 20:45 | メディア | COM(3) | TB(0) |
2012.01.07

常歩と密息

錯覚のスポーツ身体学錯覚のスポーツ身体学
木寺 英史

東京堂出版 2011-05-25
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最後に読んだ本がこちら。
常歩の木寺先生が書かれたものです。

剣道だけでなく、スポーツ全般について、
常歩の考え方をまとめた内容になっています。

少し本の本筋とは違った部分ですが、気になった箇所を。

■腹圧をかける
剣道では下腹部に力を入れると言うが、
理想的な状態は力を集中させて固くさせることではない

下腹付近がゆるみ、なおかつ腹圧がかかる状態が良い

腹圧をかけるのは、腸腰筋を活性化させる方法のひとつと考えられる
腹圧により、腹腔内が拡張し圧迫されなくなり、
腸腰筋が動きやすい状態になると考えられる

腹圧を上手にかけるためには、呼吸が大切

■密息
腹式呼吸では、吸気では腹圧がかかるが、
呼気では腹圧が低くなってしまう

そこで密息
吸気で腹を膨らませ、呼気でも腹を膨らませる

着物では帯、剣道では垂れをつける
腹圧に乱れがあると着崩れてしまう
日本人は自然と密息をしていた


剣道で腹・丹田に力を入れると言いますが、
これは力を入れて固くするのではなくて、
垂れをグッと押し返すようにお腹を膨らませることが良いそうです。

その効果として、腸腰筋がより働くようになるという解釈は新鮮ですね。
腸腰筋は背骨と大腿骨をつなぐ太いインナーマッスルで、
前方への移動を速く鋭くするには不可欠と言われているので、
ここをいかに使うかというのは身体を使う上でとても大切なポイントです。


そして・・・なんとここで密息が出てきました!Σ(゚Д゚)

木寺先生も密息は剣道に効果があると考えられているんですね。
ちょうど密息の本を読んだ直後で、不思議な縁を感じてしまいました。

やはり日本の着物文化を考えて、腹式呼吸よりも
密息がふさわしいという考え方は説得力がありますね。


年末年始に読み込んだ本は剣道へのヒントが満載でした。
こういう発見があると、読書も剣道も余計に楽しくなりますね。

これから稽古で少しづつ試してみようと思います!

2012.01.06

日本古来の呼吸法

「密息」で身体が変わる (新潮選書)「密息」で身体が変わる (新潮選書)
中村 明一

新潮社 2006-05-24
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お次はこちら、尺八奏者である著者が呼吸法について書かれています。

著者は尺八の音色に魅せられて演奏を始め、
海外の音楽大学・大学院へ進学します。

そこで胸式呼吸、腹式呼吸、逆腹式呼吸、循環呼吸といった様々な呼吸法を
マスターするも、尺八の演奏にはどの呼吸法もそぐわなかったそうです。

というのも、尺八は管内の容量が非常に大きく、
世界的にも稀なほど大量の息が必要な楽器に分類されるほどで、
どの呼吸法でも息の量が足りないのだそうです。

そして探求の末に、虚無僧寺に伝わる「密息」に出会います。
この密息は尺八の演奏に適しているばかりでなく、
日本古来の文化に根付く呼吸法だそうです。

ちなみに密息は"秘密の技法"という意味ではなく、
"息をひそめる"とか、"息を自他に共にわからせないようにする"という
意味ではないかと著者は解説しています。

■密息の方法
・腹を張り出したまま、吐いて、吸う
 腹を張り出してその形を変えないこと
 外の筋肉を動かさず、横隔膜だけを動かす

・呼吸をしながら周囲に注意を向けてみる
 身体は動かない、世界が静止したように見える
 感覚が鋭敏になる、音・ものの動きを明瞭に感じられる

・骨盤を後ろに倒す(上級者)
 椅子に座って、腰を背もたれにつける感じ

■密息の特徴
・大量に息が吸える
 骨盤を後ろに倒すほど、吸える量が増える

・一瞬で吸える
 鼻から吸うのが楽で、しかも音もなくできる

・強い安定感
 骨盤が後ろに倒れているため、安定感がある
 身体が動かず、安定し、吸う音がしないため静止感がある

・着物文化とのつながり
 着物を着ると自然とできる呼吸

 着物は着崩れないために、常に腹を張るようにしている必要がある
 その状態での呼吸法が密息

・昔の日本人はみんな密息だった
 密息でなければ演奏が難しい尺八の曲が非常に多い


剣道で言うと、構えの際には袴の帯を押し返すように腹に力を入れると思います。
このお腹の状態を維持したまま、呼吸するということです。

よく剣道では腹式呼吸が良いと言われますが、
腹式呼吸では吸う際には腹が膨らんで帯を圧することができますが、
吐く際に腹がゆるんでしまうという欠点があると著者は説いています。

吸う時も、吐く時も、帯を腹で圧する呼吸法が密息で、
着物を着ていれば、自然とこの呼吸法に近づくそうで、
常に帯を圧するために着崩れることがなくなります。


僕は尺八は全く知りませんが、日本の着物文化とからめた
密息の呼吸法にはとても納得させられました。

袴の着付け、所作にも大きく関わってきますし、
通常の呼吸よりも大量に吸えるそうなので、
剣道の上達にもつながってくると思います。


あと、また出てきたのは"骨盤を後傾させる"ことですね。

ここでは、腹腔内の容量を大きくさせ、姿勢を安定させるには
骨盤を後傾させることが良くて、こうすることで
より大量の息を楽に吸えるようになると説明されています。

そもそも腹式呼吸は、本来身体の外側の筋肉が発達していて、
骨盤も立っている西洋人向けの呼吸法であるとも書いています。

日本の伝統的な家屋・農作業では骨盤が後ろに倒れていることの方が自然で、
西洋風の家屋・生活に親しんだ現代社会では、
骨盤の位置が前か後ろが定まらず、精神的にも安定しないとのことです。


うーん、おもしろい。
剣道の文化・身体性を考える上でとても勉強になりました!

2012.01.05

太極拳のヒミツ

誰にも聞けない 太極拳の「なぜ?」誰にも聞けない 太極拳の「なぜ?」
真北斐図

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そろそろ年末年始に読んだ本を紹介していこうと思います。
まずは太極拳についてです!

なぜに太極拳?と思われると思いますが、
純粋に中国の武術に興味がありますし、
違ったジャンルの動作の理論を知ることができれば、
きっと剣道にも役に立つはずだと思っています。

・・・いや、実は自分がいろいろ読むのが好きなだけかもしれません。(;^_^A

この本は太極拳をとても明快に解説されていて、
とてもわかりやすかったし、おもしろかったので、
主要な部分の一部をご紹介します。

■太極拳はなぜゆっくり動くのか?
ゆっくり動くのは、「緊張筋」を使うため。

筋肉は「緊張筋」と「相性筋」の2種類に分けることができ、
それぞれ働きが異なります。

緊張筋:
 ゆっくり動く時の筋肉、赤筋とも言う
 抗重力筋とも言い、重力の働きに対して姿勢を保つ筋肉

 曲芸師のように絶妙なバランスを可能にする
 ハムストリングスや腸腰筋もこれに含まれる

 鍛えても肥大化しないが、使わないと筋繊維が減ってしまいやすい
 しばらく入院していると立てなくなるのはこのため

 無意識の動作で働き、強い力を発揮する(火事場の馬鹿力)

相性筋:
 速く動く時の筋肉、白筋とも言う
 トレーニングして肥大化する
 速い動きや瞬発力を必要とする動きに使われる

スポーツトレーニングでは主に相性筋を鍛えるのに対して、
太極拳はゆっくり動くことで緊張筋を鍛え、
微細なバランス感覚といざという時のパワーを養うのだそうです。

■中腰姿勢
太極拳の動作はほぼすべてが中腰姿勢で行うそうですが、
これは中腰の姿勢が人体にとって自然な姿勢だからだそうです。

立位では背骨は自然なカーブを描いていますが、
これは頭の脳に振動を伝えないクッションの働きをしています。

人間は進化の過程で直立することで、背骨をカーブさせました。
このことが首のこり、呼吸や心臓への悪影響、腰痛をもたらしているのだそうです。

背骨がカーブしていると、太極拳に必要な背骨の強さが得られないため、
中腰姿勢をマスターするには、背骨のカーブを消すことが重要。

中腰姿勢のポイントは"骨盤を後傾"させて、
"背骨のカーブをなくす"ことにあるようです。

■太極拳の呼吸法
太極拳の呼吸は逆腹式呼吸で行うとうまくいく
逆腹式は腹をふくらませるのが腹式呼吸とは逆の方法。


ゆっくり動くことの目的、中腰姿勢は剣道や他のスポーツにも見られない動きですね。
僕が特におもしろいと思ったことは、"骨盤を後傾"させるということ。

いままで読んできた本では、"骨盤を前傾"させることがすばやく動作し、
力を発揮する上で大切だと解説されていましたので、真逆ですね。
そもそもすばやく動こうとしていないのですね。

"背骨のカーブを消す"というのは、最近話題の兼子ただしさんの理論とは真逆ですね。
兼子さんは「背骨のS字カーブを取り戻す」と言っていて、
それが健康や美容・姿勢の矯正になると説いています。

あと、太極拳は「気功」を体系化させて学べるのも興味深いです。
剣道の「気」はどこか曖昧なものなので、中国武術から学べる点は多いかもしれません。

うーん、身体の使い方はいろいろな視点があって、やっぱり奥が深いですね。
骨盤もただ前傾させることがいいわけではなくて、
後傾させることにもきちんと意味とメリットがあるんですね。

直接剣道に!という知識ではありませんが、とても勉強になりました。(*^-^)b

2012.01.04

新年会の収穫!

二刀の技と理論1
飲み会直前、「先輩この本持ってますか?」と連絡が。

こ、これは!Σ(゚Д゚)
なんと僕が探していた二刀の本ではないですか!

これは武蔵会という二刀の流派の先生が書かれたもので、
二刀の教本とも言えるような本だそうで、
探していたのですが、絶版になってしまって手に入らなかったのです。

それを後輩が持ってきてくれるなんて・・・
いやいや、何があるかわかりません。

うーん、これは嬉しい!
中身もまさに教本という感じで、二刀の歴史から打ち方、
応じ技など盛りだくさんでした。

無期限で貸してもらえたので、
これからの研究材料にしっかり読み込みたいと思います。(・ω・)ゝ


二刀の技と理論2
ふと、裏表紙を見ると。
おおっ、これです!

上段に構えた手の手の平がしっかり相手に向いていますね!
やっぱりこの持ち方で間違っていないようです!


それにしても、これをなんで後輩が持っているかと言うと
「大学の時に二刀と対戦することが多くて、対策のために買ったんです」
とのこと。

その探究心もすごいな~!

Posted at 18:24 | 二刀 | COM(5) | TB(0) |
2012.01.03

片手打ちのヒント!

少しまとまった時間ができたので、
ちょっと温めていた二刀での打突について書きたいと思います。

僕が二刀を始めた動機のひとつは、
上段の片手技はどうやったらあんなにすばやく、鋭く打てるのかな?
力任せではなくて、必ず片手打ちの方法があるはずだ
という思いがあったからなのです。

そういう意味でも、二刀での打突を考えたときに、
当然上段からの片手打ちを参考にしました。


まず二刀を始めてしばらくは、
左手を特に意識することなく上段に構えて打突していました。

この方法でもそれなりに強く打つことはできていたのですが、
だんだん技のキレや強さが不十分だなぁ、
いまひとつ上段からの攻め→打突がつながらないなぁ
と気になってきて、上段の方の構えや打ち方をよく見ることにしました。

そこでひとつ気になったのが、左手の構え方が違うということ!
上段の上手な方は、"左手の手のひらを相手に向ける"ように構えているのです。

普通に竹刀を持って上段に構えると、左手の手のひらは身体の内側に向くと思いますが、
あえて前腕をやや前にひねるようにして、手のひらを相手に向けているのです。
相手から見ると、小手の紐の部分が見えるような構えになりますね。



こちらはYoutubeの上段の選手の一本特集です。
もちろんすごい一本が多いのですが・・・
上段の左手の向きをよーく見てください。

選手によって少しづつ違いはありますが、
左手の手のひらが相手側を向いている選手が多いと思います。

自分でもこの構え方でやってみたところ、
いままでよりもすばやく、強く打つことができるようになりました。
それにこの構えの方が相手に攻めが伝わり、そこからスムーズに打突できる気がします。


左手のひらを相手に向けるとはどういうことか?というと、
打突の際に"腕を上手に使うことができる"ということだと思います。

上段打突の原理
木寺先生の「常歩」の本では、上腕を外旋し、前腕を回内することで
効率よく身幹の力を竹刀に伝えることができると書かれているのですが、
これは片手打ちでも全く同じなのだと思います。

左手片手の場合には、図のように上腕部が外方向に回り(外旋)、
前腕部は内側方向に回る(回内)ことになります。
そして、この時の特徴として、ひじ関節が下を向きます(骨の出っ張りが下を向きます)。

外旋や回内と言うと難しいかもしれませんので、
ひじ関節を下に向けるように打つと、
上腕と前腕は自然とそういう動きになると思います。

このひじ、腕の使い方をすることで、身幹のエネルギーを効率よく、
スムーズに伝えることができ、すばやく・強い打突になるのです。

構えの時に左手のひらを相手に向けるのは、
あらかじめ前腕部を内側に回しておくという意味になりそうですね。


それともうひとつ、ひじが横を向いていると、
空振りした時に下まで竹刀が落ちてしまいます。
ひじを下に向けるように打つことで、面が外れてしまった場合も、
竹刀が下まで落ちてしまうのを防ぐことができます。


ひとまず僕が気がついた打ち方はここまでです。
あとは片手小手がもう少し+αの知識が必要になりそうです。

こちらもまた研究してみます!(*^-^)b

Posted at 17:25 | 二刀 | COM(7) | TB(0) |
2012.01.02

本棚を整理してみたら・・・!?

本棚整理
実家の本棚をゴソゴソ整理していると、
古い剣道日本と剣道の入門書が出てきました。

剣道日本は1990年7月号で、なんと二刀の特集が!Σ(゚Д゚)

中身はこのころ試合で禁止されていた二刀について、
戦前は御前試合でも二刀の選手が活躍していた例を紹介したり、
学生剣道で引き分けのために二刀が多用されたことから
禁止された経緯などが解説されていました。

ただ、二刀が良くないというよりは、学生剣道発展のためにやむをえず
禁止するという内容で、正しい修行をすれば二刀の剣理から学ぶことは多く、
剣道の幅を広げることができるという考えだったようです。

僕が知らなかったのは、戦後全日本選手権に出場した選手がいるということ。
恵土孝吉先生が一度、水野忠先生が二度、二刀で出場されたそうで、
それぞれ三回戦まで勝ち進むなど活躍されたそうです。
(もちろんこの頃の話で、山名選手はその後の話ですね)

おふたりの先生の談話も紹介されていたので、印象に残った部分を。

水野先生
「二刀は特別視されがちだが、決して特殊なものではない。
振り下ろすときの機会は一刀も二刀も同じのはず。
だからこそ、昔から一刀ができないと二刀はやれないというんでしょう。」

恵土先生
「剣道をやる以上、中段だけでなく上段、下段、二刀、上段に対する霞など、
あらゆる構えを研究するのは、修行者のマナーというか、
剣道を学ぶものの当然の心得だと思います。」

うーん、やはり二刀は特殊なものではなくて、
剣道を学ぶひとつの方法・選択肢という考え方でよいようですね。
僕自身も二刀をやってみて、「一刀と同じだな」と感じたので、
方向性は間違っていないようで安心しました。

他には、正二刀の基本的な打ち方や、
二刀を用いた古流の形などが紹介されていました。

それにしても、こんな古い本をなんで持ってるのかな?
1990年は僕は11歳ですね。全然実に覚えがないなぁ。(;^_^A


実は探していたのは、入門書の方です。
これは僕が小学生のころに読んでいたもので、
剣道の歴史とか、基本的な着装や打ち方とかいろいろ細かく載っています。

ここしばらく、小学生向きの剣道の本を探していたんですが、
写真で解説された本はいろいろあるものの、
"子供向け"のものがなかなかないんですよね・・・。

この本はかなり古いんですが、イラストなどで紹介されていて
小学生でも何度も読んだことを覚えています。

今度道場の小学生やお母さん達に見せてあげようと思います。

Posted at 16:26 | 二刀 | COM(2) | TB(0) |
2012.01.01

謹賀新年2012

門松
新年あけましておめでとうございます。
こちらの写真は門松代わりにと、母が玄関先に生けたものです。

今年は僕が怪我してしまったのと、人数が少し集まらなかったので、
恒例の新年稽古会は中止することになりました。

前から楽しみにしていたので、残念ですが、
怪我してしまったのは自分なのでしょうがないですね(^_^;)
新年会(飲み会)はするので、こちらを楽しんできます。


年末年始はスポーツとか身体関係の本を読んでいて、
フムフムといろいろ発見もあったので、また今度書きたいと思います。

手短かですが、今年もよろしくお願い致します。(*^-^)ノ

Posted at 22:39 | 雑記 | COM(2) | TB(0) |