2015.06.01

第16回世界剣道選手権大会

H27世界選手権1

H27世界選手権2
日本武道館にて行われた世界大会を観戦してきました!
半年前に買ったチケットが役に立つ機会がようやく・・・!

結果はみなさんご存じの通り、男子団体戦で見事優勝を勝ち取りました!

これで男子女子・個人団体の完全優勝を果たしました。
現地開催という利がありましたが、
逆にプレッシャーも並々ならぬものだったと推察します。
その壁を乗り越えての受賞ですね。
日本代表チーム本当におめでとうございます!(^-^)/


私は予算リーグ2試合目から観戦できたのですが、
毎試合オーダーは少しずつ変えて試合に臨んでいました。
主に下記を中心に調整していました。

予選リーグ:
升田、山田、勝見、正代、安藤

決勝トーナメント:
竹ノ内、勝見、正代、安藤、内村

試合を通して見ると、竹ノ内選手・安藤選手が非常に安定していて、
内容も充実している印象を受けました。

体格の良い選手にも当たり負けしませんし、
積極的に攻めて打つ剣風が国際大会に向いていると感じます。
次回の大会を考えても、間違いなく中心選手となるでしょうし、
日本代表チームには明るい材料ですね。


試合を実際に観戦して感じたことはいろいろあるのですが、
ひとつは審判の問題でしょうか。

日本の大会に比べると、やや旗が軽い印象を受けました。
近い間合いでも力強く打つと旗が挙がるため、
"当てられない"ように、どの選手も手元を大きく崩してかわすことが多く、
攻めて崩す、捨てきって打つという試合が難しい印象を受けました。

つばぜり合いに対する反則の判定も、基準が統一されていないと感じました。
一方が間合いを切ろうとしているのに対して、
他方が切らない、間合いをあえて詰めることが多い場合は反則と思いますが、
この基準がやや曖昧だったかなと思いました。
反則の判定で試合の流れも変わりますので、とても重要な判断ですね。

いずれも審判の先生に対する不満ではなくて、
正々堂々とした、お互いの力を出し切れる試合、
剣道の良さを感じられる試合ができるようになって欲しいなと思うものです。


あと、剣道の勝負という意味では、
やはり日本、韓国、USAが他チームを頭いくつも抜けていると感じました。

参加チームの中には個人戦にひとりで参加している国もありますし、
稽古環境が整わないチームも少なくないと思います。

そんな状況があるなかで、
世界中で"剣道"という武道・競技に一生懸命取り組む人たちが集まって、
"試合して終わり"ではもったいないと思うのです。

私が何度か剣を交えたことのある海外の剣道家は、
剣道に真剣に取り組んでいますし、
何よりもレベルの高い指導・稽古環境に飢えていると感じています。

そこで、審判、大会役員、参加選手、スタッフ、有志みんなまとめて
稽古する機会があれば、世界中から集まった関係者にとって
なによりも有意義な経験になるんじゃないかと思いました。

試合だけで終わるよりも、剣道の技・心を伝え、
国際的な交流を図ることができるのではないかなと。

そして、もしそんな稽古の機会があれば私もぜひ参加したいです。笑
とそれは半分冗談だとしても(半分は本音)、
剣道を世界に広める、剣道から学ぶ、
交流するとはどういうことかと考えるきっかけになりました。(^-^)

Posted at 01:15 | 試合観戦 | COM(2) | TB(0) |