2018.08.04

間合いの攻防

小中学生の試合の監督や、元立ちとして地稽古を行って
最近よく感じてアドバイスしていることが
「先をかけて」勝負するべきだ、ということです。

私が指導している小中学生は区の選抜選手なので
ある程度区内では勝ち上がってきています。

試合を見ていて感じるのは、自分より練熟度の低い選手には
積極的に間合いを詰めて技を出せているのですが
相手が強くなってくると自分から仕掛ける機会が減ってしまいます。

もちろん相手の隙も少なくなってきますし、
相手が応じ技が上手なら簡単には打っていけません。

稽古では攻め込んでも元立ちの構えが崩れないと
迷ってしまって技が出なくなってしまいます。


そこで攻めあぐねて、
「待って」しまうと勝つチャンスはなくなってしまいます。
攻めても崩れないと、相手が打ってくるスキを打とうと考えることが多いですが、
それはもう相手に「先」をゆずってしまっている状況です。

返し技が決まる状況は、「待つ」のではなく
攻めていたら自然と技が出てくることが多く、
「待たない」ことが大事です。


攻めても相手が崩れない状況から、
あえて「先をかけて」自分から
「間合いを詰めて」勝負して欲しいと思っています。

具体的には、攻め合いの攻防は触刃から交刃の間合いですが、
そこから「打ち間へ攻め入って」技をしかけることを伝えています。

相手が崩れていなくても、攻め入ることで崩す、
それがダメでも払って打つ、二段技で打つ、
フェイントを入れて打つなど選択肢はたくさんあります。

それを意識して、どんどん自分から攻め、
仕掛ける剣道を展開して欲しいと思います。


試合も稽古も同じですが、稽古で元立ちの先生に掛かる場合は特に、
待たずに先に攻め、思い切って打ち切った技を出すことが大事ですね。
それが稽古で一番力が付く方法だと思います。

先にしかけることで打たれたり、返されたりすることは立派な稽古なので、
打てないからと技を出さなかったり、
元立ちの打突に対する応じ技ばかり狙うと
稽古で学ぶものが大きく減ってしまいます。


試合では相手の攻め入りに対しては、
中心を取って間合いに入れさせない、
入ってきても準備が充分でなければ間合いを切る、
もしくは詰めるなど、自分が充実した状態から
しっかり勝負して欲しいと思います。

私自身の稽古も、常に「先」の剣道を意識しています。
長い目で成長できる剣道を伝えられたらと思います。

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